住宅テーマ②
前回の続き。
色んな候補があった中でようやくメーカーも決まり、
仕様決めや間取りを決めていき、もうそれはそれは楽しかったです。
そんな浮足立った状態だったから気付いてなかった。
予兆はあったハズなのに...
前回でも触れた“懸念部分”
担当者の仲介がイマイチだったのです。
少し段取りが悪いくらいならともかく
全ては他人任せで、役所への手続きや土地家屋調査士とのやりとりや不動産会社のやりとり全て施主がしないといけないと言い出し、少し突っ込むとキレちゃう。
関わる人全ての悪口を言う始末。
お話にならない。
信用ゼロになりまして、破断することにしました。
色々聞いていくと、フランチャイズで請け負った建設会社は施設や店舗がメインで、
住宅は初めてなんだとか。
.....。ならしょうがないよね。とはならず。
契約する前だったのでどうにか違約金や揉め事にはならず。
だけど、先走った「地盤調査費」は請求されることに。
納得いかないけども、「調査します」『はい、どうぞ』の段階で書面通さずとも口約束でも契約してることになるらしい。。。そりゃねーぜ。
10万円さようなら。高い勉強代になりましたが、先に進みます!!!
中古物件を探す際も、土地を探す際もお世話になってた不動産会社に相談すると、
工務店を紹介してもらえる事に。
色々話や過去実績を聞いたりリノベーション済みの物件みたりして、方向性や雰囲気も汲み取ってもらえそうだと思い、
一度見積もり(提案プラン)を出してもらう事に。←ここ無償。
出来上がった提案プランを見ると...
なんと平屋。←ここまで候補にも無かった。
急勾配天井の北欧平屋。
それがドハマりでして、改善するところはほぼ無い状態でした。
前回の事もあって、用心深く指摘箇所を探しても....無いんです。
悔しい....あ、いや、素晴らしい。
そんなこんなで不動産会社の方から紹介していただいた、工務店にて無事契約する事になりました。
ちなみに....数回打ち合わせしてて知ったんですが
嫁様の仲の良い友人もその工務店で建ててたらしく、信用と信頼が急上昇致しました。
これで先に進めれそうです。
住宅テーマ
土地も決まり、次は家の方向性を決めようと思いまして...
前回の条件をおさらい
①分譲地ではない事
プライバシーを確保したい為にお隣さんとハイタッチ出来る距離は絶対に嫌。
②そこそこ土地が広い事
乗り物大好きなGru氏(自身)は身体がひとつなのに車2台,バイク3台,自転車1台と場所取りさんなのです。
③北欧住宅の急勾配屋根やシンメトリーのジョージアンスタイル
木をふんだんに使い見た目だけではなく快適な暮らしがしたい。
①は土地が決まったのでクリア。
②も土地が広いのでクリア。
③の方向性(テーマ)を決めます。
ここでまず夫婦の好みをまとめる事に。
好みスタイルランキング
【Gru氏(夫)】
1:UKっぽさのあるブリック(クラシック)スタイル
2:木をたくさん使った、吹き抜けのある勾配天井や大屋根のスカンジナビアスタイル
3:カントリーを感じるログハウス
【嫁様】
1:木をたくさん使った、吹き抜けのある勾配天井や大屋根のスカンジナビアスタイル
2:UKっぽさのあるブリック(クラシック)スタイル
3:カントリーを感じるログハウス
順位は違えど、候補にあがるスタイルは奇跡的に同じ。
次は優先する条件。
条件ランキング
【Gru氏(夫)】
1:薪ストーブこれ絶対(ハンターストーブ一択!)
2:ガレージ!天候に左右されず整備出来るのこれ最高!
3:どのスタイルでもデザイン性は譲れない。無垢のフローリングはマスト!
【嫁様】
1:四季(自然)と共存するが快適である事(外気に左右されない機能性)
2:木をふんだんに使いたい。
3:スウェーデン大好き!北欧、北欧、北欧、北欧
上記に加えて、ブログタイトルの通り「自己資金ゼロ」がマスト。
1円たりとも出したくない。
ダイブみえてきたので
「スウェーデンハウス」北欧
「ヤマダホームズ」一応見とくか
「パナソニックホームズ」一応見とくか
「地元の無添加住宅」漆喰壁
「地元のデンマーク住宅」デザイン性◎
「仕事場の上司の紹介工務店」高気密得意
「セルコホーム」カナダ住宅(ブリックスタイル)
上記の候補が上がり、見てきた順番も上記通り。
嫁様の喰いつきが歴代最上級。
ここをみてGru氏の北欧意識も高くなりました。
良:デザイン性申し分無し!機能性(気密性&断熱性)も良し!
ヒートショックが起こりにくい第一種換気(24時間換気システム)で、
どの部屋も同じ温度で快適、木製サッシが雰囲気ある。
悪:価格が高過ぎた。
Gru氏全ての条件(ガレージ&薪ストーブ)を除外したとしても予算オーバー
“良”の反比例ですが第一種換気のメンテ性の悪さと故障した時の費用面
主にパインを使用してて床がパインなのはいただけない。(柔らかすぎる)
“悪”の換気システムは考え物ですが、予算内に収まってたらここに決めていたかもしれません。
「ヤマダホームズ」&「パナソニックホームズ」
デザインやコンセプトが全てハマりませんでした。
「地元の無添加住宅」
Gru氏(夫)がアレルギー持ちでして、特に“ハウスダスト”が飛び抜けて敏感。
シックハウスの言葉も聞くし、無添加住宅とはどういうものなのかと思い
見に行きました。
内外装の壁材は全て漆喰。
床等の見える木材はシンゴン。
耐震性にはダンパー、耐火性や調湿性も漆喰で優れている。
良:何より“無添加”、漆喰の機能性や雰囲気も素晴らしい。
床の木材であるシンゴンはサラっとしてるうえに暖かい。
価格も予算内。
悪:木材のシンゴン、これも反比例するが、暖かいということは柔らかいということ。
傷がつきやすく重量物だとすぐ凹む。
ドライヤー等で温めてやると復活しますよー!とのことだが、毎回は無理。
伝え方もあるけど、こちらの要望してる感性や雰囲気が伝わらない。(ここ大事)
窓ガラスへの考え方が違った。(要望のトリプルガラスが選べなかった)
ここも良かった!打ち合わせを重ねて施主の想いが伝わると良い家が建ちそうだと期待は持てた!けどシンゴンの木材懸念と窓ガラス(トリプルガラス)は譲れない。
漆喰良かったんだけどなー。。。
「地元のデンマーク住宅」
本国仕様の本格デンマーク住宅
とにかくモダンでお洒落。見学行った中では群を抜いてお洒落。
内装床はタイル。内外装の壁は珪藻土で屋根は素焼き瓦、木製サッシでトリプルガラス。
特筆すべき点は温水セントラルヒーティング。
各部屋のパネルヒーターや床下に配管を通して暖をとるシステム。
トイレやお風呂までが床暖房でどの部屋にいても同じ室温。
良:上記に書いた内容が全て。まさにスカンジナビアスタイル。
悪:高過ぎる価格。良質な物の値段やデザイン、大量生産ではない物への価格が
相応だとはいえ、手を出せる金額ではなかった。
セントラルヒーティングの故障と光熱費への不安。
スウェーデンハウスと同じようなもんだけど、
見えてない床下や屋根裏に張り巡らされた配管からの水漏れがあった場合の
修理費が怖い。あと単純に光熱費。
使ってないときにでも暖め続けるので非効率のように感じてしまう。
あとは....嫁様の好みと少し違う。....みたい。
モダンではなく、もっと木を使うカントリーぽさが欲しいと...
これも価格が合うなら上位に食い込むくらいの候補ではありました。
モダンで大人のお洒落って感じです。
「仕事場の上司の紹介工務店」
高気密高断熱を得意とする地元の工務店。
上司の家ではエアコンをあまり使わずに快適に過ごせているそうな。
良:高気密高断熱を売りにしてるだけあって材料はもちろんだけど施工時の工夫も
されているように感じました。
担当の方はとても真面目で情報も細かく、誠実な人。信頼出来そう。
悪:デザイン力に欠ける。遊びゴコロが無く、機能性優先でワクワクしない。
凄く真面目に家づくりをしてる感じですが、使い勝手や機能性を優先させ過ぎて面白味が無かった。
「セルコホーム」
こんなメーカーあったんだと知名度はやや低め。
まず見た目のデザインが好き。
本物の煉瓦を使ったジョージアンスタイルを得意としてていかにもUKっぽい雰囲気をつくれる。(実際はカナダ住宅)
2×6工法で耐震性も高く、断熱性能(断熱材2倍)と気密性(トリプルガラス採用)も高い。
メートル基準なので若干広め。
メーカーらしく仕様書があったけど、どれも好みのモノが多く、希望に合う。
良:Gru氏の好みド真ん中!性能も申し分ない。
価格も予算内。
継承出来てなかったりシステムを理解してなかったり
温度差やレスポンスの悪さがある。
中間業者が倒産するとサポートが心配。
“悪”の部分は若干引っ掛かるけど、担当者は親戚のおじちゃんのようで気さく。
嫁様の求める機能性もクリアしてて見た目も良い!
7カ所の中から決めたのは....「セルコホーム」
ここで話を進めることになりました。
長くなったので次回へ続きます。
土地選び
前回の「まずは自己紹介」で少し触れましたが、僕達夫婦は当初中古物件を探してました。
リノベーションすれば安くて好みの家に住めるじゃないか!
と考えて。
不動産会社に4、5軒紹介してもらい見に行きました。
が、やっぱりなにか違う。
この辺りで気付いたのです。
僕達夫婦は....
“クセが強い拘り派”だったのです。
条件としましては、
①分譲地ではない事
プライバシーを確保したい為にお隣さんとハイタッチ出来る距離は絶対に嫌。
②そこそこ土地が広い事
乗り物大好きなGru氏(自身)は身体がひとつなのに車2台,バイク3台,自転車1台と場所取りさんなのです。
③北欧住宅の急勾配屋根やシンメトリーのジョージアンスタイル
木をふんだんに使い見た目だけではなく快適な暮らしがしたい。
以上を中古物件で満たすには....
余程の良い巡り合いがあるか、新築並みのコストを掛けるか。
しか選択肢が無かったのです。
「それなら新築でよくね?」
中古物件だと耐震強度も心配。
という経緯があって新築へシフトすることとなりました。
新築計画へシフトしてまず最初に土地を探すことになり、
中古物件の紹介をしてもらってた不動産会社に紹介してもらった一発目の土地....
不:『検索したらこんなの出てきました。どうでしょう?』
ん?
広っっ 184坪
安っっ 坪単価3.79万
市街化調整区域だけど既存宅地だから建物は建つみたい。
見に行きましょう!!!
検索から5分後に現場へ見に行くことに。
東側に水路挟んで道路。
西側には竹林。
北側には防火水槽が5m程あってお隣さん。
南側は使われてないであろう土地。
Gru氏:「決めます!」
不:『え?もう?いいんですか?』
Gru氏:「決めます!」(二度目)
不:『え?いいんですか?』(二度目)
Gru氏:「決めます!」(三度目)
不:『わかりました。ありがとうございます。』
これ以上の条件.....というか対抗馬がいない独走状態でした。
そんなこんなで中古物件から新築計画へと急展開になり土地探しは即決しちゃいました。